はじめての装置や知らない装置でのトラブルシューティング方法の一例と紹介します。
今回の例はタッチパネルがあって、トラブル原因を探す場合です。
もちろん、タッチパネル、PLCのデータがあってメンテ用ソフトがあることが前提となります。
はじめに
装置のトラブル状況の確認
・それはどんな装置ですか?
・駆動はなにを使ってますか?
・どんな状況でどうのようになりましたか?
・推測される原因がありますか?
等詳しく聞きます。まるで取り調べのようですね。目撃者が適当で装置に詳しくないとその分フォローが必要となります・・
見える項目の確認
タッチパネルや表示に状態を確認します。最近のFA機器ではタッチパネルがあるのでこのアラーム状況を確認してトラブルシューティングをします。
タッチパネルデータの確認
アラーム内容を確認します。
プロジェクト>アラーム>アラーム履歴
で内容を確認します。M910のビットがONした場合に表示されるエラーであることがわかります。
PLCデータでモニタする
GXWorks2(メンテ用ソフト)でPLCデータを開いてモニタ接続します。
CTL+Fキーで検索を開き、M910を入力します。
ラダー上で右クリックしてクロスリファレンスを選択します。
M910がオフされないので異常がでています。RSTされる回路を確認します。
ここではリセットPBが押されて異常がなければ、オフされます。
このようなシーケンスの場合、サーボユニットにエラー解除指令を出していますが、エラー復旧できない異常の場合はさらに調査が必要となります。
タッチパネルでデバイス検索
タッチパネルデータで検索/置換から先ほどのデバイスを検索します。
リセットボタンで異常解除できることがわかります。
まとめ
このようにすれば、知らない装置、見たことない装置でも簡単なトラブルは対応するとこが可能です。これだけですべて対応できませんが一例として覚えておくと便利です。
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